5.1.3 ダンプスイッチによるメモリダンプ採取方法
WindowsNTがストールした場合、本機能により、WindowsNTのメモリダンプを採取します。尚、A−VXのメモリダンプはダンプスイッチでは採取されません。
(1) 操作手順
@ハードウェア本体にあるダンプスイッチを押下してください。ダンプスイッチ押下を検出すると、コンソール画面が青い画面(STOP画面)になり、ここでは、物理メモリの内容を、一旦WindowsNTインストールドライブに確保されたページングファイルにコピーします。
尚、モデルによりダンプスイッチの操作方法が異なります。ダンプスイッチの操作方法は本体に添付の取扱説明書またはユーザーズガイドを参照してください。
Aページングファイルへのコピー終了後は、手動あるいは自動でシステムを再立ち上げしてください(手動/自動の設定はコントロールパネルで設定できます。詳細は、
WindowsNTのヘルプを参照してください)。
Bシステム再立ち上げ後、次にページングファイルにコピーされたメモリの内容を、コントロールパネルで設定したWindowsNTメモリダンプファイルにコピーします。コピーが終了した時点で、WindowsNTのメモリダンプ採取は終了します。
注意:システム再立ち上げ後、ページングファイルにコピーされたメモリの内容をWindowsNTメモリダンプファイルにコピーを行うため、コピーが終了するまでシステム全体の性能が低下します。
(2) WindowsNTメモリダンプ採取中のメッセージ
ダンプスイッチ押下を検出すると、コンソール画面が青い画面(STOP画面)に切り替わります。この青い画面最下行にメッセージが表示されます。メッセージの内容と意味は以下の通りです。
表5−7 メッセージ一覧
(3) 実行結果
WindowsNTのメモリダンプが正常に採取されたかどうかは、画面には表示されません。採取確認は、WindowsNTを再立ち上げした後、ページングファイルにコピーされたメモリの内容をWindowsNTメモリダンプファイルに出力が終了した時点で(注)、イベントログに出力されますので、以下イベントログを参照してください。
イベントログ種別:システム
ソース名 :SaveDump
注意:コピーが終了するまでの時間は、システム構成(物理メモリサイズ)やシステム立ち上げ時の負荷状況により異なります。